2023年4月より社会医療法人愛仁会尼崎だいもつ病院の院長に就任しました稲本です。当院は阪神電車大物駅前の(旧)兵庫県立尼崎病院の跡地に、地域医療を支える回復期病院として2016年に設立されました。その後敷地内に介護老人保健施設とサービス付き高齢者住宅を併設し、高齢患者さんに対する切れ目のない医療・介護サービスを提供してきました。
病院の入院機能は3種類あります。1つは脳血管障害や骨折などの急性期治療を終えた患者さんが集中的なリハビリテーションを行う回復期リハビリテーション病棟、2つめは急性期治療後の社会復帰支援を行なったり専門医療を要さない軽症救急患者さんを受け入れる地域包括ケア病棟、3つめは神経難病や肢体不自由などの患者さんが療養できる障害者病棟です。これらの入院患者さんに不可欠なリハビリテーション医療には特に力を入れており、職員が院内外で活発に活動しています。
当院を退院された患者さんが増えて外来診療も拡大しており、かかりつけ機能の充実、軽症救急患者さんの受け入れを行うなどの取り組みを開始したところです。リハビリテーション医療は外来においても注力しており、みなし訪問リハビリテーションや中規模病院ではまだ珍しい心臓リハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。これらの活動に加え、2022年度からは愛仁会千船病院で出産された尼崎在住の方の産後健診と乳児健診を開始しました。
当院は開設されて7年目の、まだまだ若い病院です。時代の流れと地域のニーズを見極めながら、病院理念である、患者さんが「住み慣れた地で、いつまでも自分らしく生き活きと」過ごせるよう、これからも歩を進めて参ります。どうぞよろしくお願いします。
尼崎だいもつ病院
院長 稲本 真也